こんにちは。5つ以上の工場で約8年間働いた経験があるあこう(@kouji_akou)です。
今回は「工場勤務に向いていない人の特徴」が気になる人に向けての記事です。
僕自身、工場経験が長いので「工場に向いていない人の特徴」は熟知しているつもりです。
結論から申し上げると工場は明るくて活発的な人や能動的な人などには向いていません。
「工場に向いていない人の特徴」はたくさんあって難しかったのですが、なんとか9つに絞って記事に書いています。
この記事を読めば、あなたが工場勤務に向いているか向いていないかがよくわかると思います。
それではどうぞ〜
・工場に向いていない人はどんな人?
・工場に向いてない人は転職を考えるなど違う進路に行くべき
工場に向いていない人はどんな人?
工場に向いていない人は「明るくて行動的で能動的で健康志向な人」です。
と言っても難しいと思うので、9つの特徴にまとめてみました。
以下で詳しく解説しますね。
工場に向いていない人の特徴を9つにまとめました
工場勤務の経験が豊富な僕が考える「工場に向いていない人の特徴9選」は、以下のとおりです。
・コミュニケーションを積極的に取りたい人
・頭でいろいろと考えて独創的な人
・喫煙者が多い職場が嫌な人
・残業とか多いのが嫌な人
・交代番などの不規則な生活が厳しい人
・細かい作業や単純作業が嫌いな人
・体力のない人、力のない人
・汚い職場や作業が苦手な人
・危険な作業を避けたい人
ちょっとネガティブな印象かもしれませんが、僕が実際に工場で働いてきて感じたことや周りの友人からの情報を踏まえて書いています。
ひとつずつ詳しく解説していきますね。
コミュニケーションを積極的に取りたい人
工場での勤務は、コミュニケーションを積極的に取りたい人にはあまり向いていません。
理由として、工場にはコミュニケーションを取るのを苦手とする人が多いからです。
人によっては挨拶もろくに交わすことなく、黙って1日の作業が終わることもよくあります。

コミュニケーションを取るのが上手い人は、接客サービス業とか営業職を選んだ方がいいと思います。
頭でいろいろと考えて能動的な人
いろいろ考えて周りを巻き込んで能動的に仕事をしたい人には、工場勤務は少し退屈になると思います。
理由として、工場での作業はマニュアルに沿って工程通りに作業をすることが求められます。
いくら能動的な従業員が非効率的とかコスト削減したいと思っても、なかなか長年染み付いてきた習慣を変えることは難しいです。
工場では変化することを嫌う人がたくさんいます。
いつも通りに作業して何事もなく仕事をこなしたい人にとっては、新しい取り組みとかを周りを巻き込んでやろうとするとめんどくさがられたりします。
なので、能動的に周りを巻き込んで変化を楽しむ人にとっては、工場での勤務は向いていないと考えます。



工場の日常には刺激や変化を求めるのは基本的に難しいので、自分自身のモチベーションを保つのが大変だった覚えがあります。
喫煙者が多い職場が嫌な人
これはどこの工場に行っても従業員は高い喫煙率を誇っていました。
理由のひとつとして中卒や高卒などの世間一般的に言われがちな、いわゆる「低学歴」とされる人が多かったことにあると思います。
実は、世間一般的に言う「低学歴な人」ほど、喫煙率が高いというデータがあります。
少し古いですが、以下は2010年に発表された朝日新聞デジタルの記事抜粋です。
喫煙は格差の問題と大きく関わっている。厚生労働省の研究班が2010年の国民生活基礎調査をもとに調べたところ、学歴の違いで喫煙率に差がついた。
中でも25~34歳の若い世代の差が大きい。
男性は中卒の喫煙率が68・4%、高卒が55・9%に対し、大卒は36・5%、大学院卒は19・4%。女性はそれぞれ49・3%、23・9%、6・6%、4・8%だった。
このようなデータが出ています。
喫煙者率は年々減っているのですが、学歴別の喫煙者率に関してはこのような傾向が見られます。
工場の現場で働く人の大半は、こういった中卒・高卒の人がほとんどでやはり喫煙率が高いのが一般的です。
これはどこの工場でも見られる傾向でしたね。



僕自身はタバコは吸ったことがないので、喫煙率がかなり高い環境は正直キツかったですね。
残業や休日出勤などの時間外勤務をできるだけしたくない人
工場によっては残業や休日出勤が多いところがあります。
理由としては忙しい時期(繁忙期)と暇な時期(閑散期)があるため。
繁忙期は人を増やして対応する工場もありますが、残業や休日出勤などで対応する工場もたくさんあります。
また、欠員が出てしまったときなども代わりに誰かが出勤しないといけない場合が多いのも特徴です。



交代制勤務などの不規則な生活が厳しい人
昼間だけ稼動している工場もありますが、工場の多くは24時間体制で交代制の勤務があります。
どうしても交代制の勤務の人は生活が不規則になるので生活面にいろんな支障が出ます。
どうしても二交代制、三交代制などの夜勤のある生活をしてしまうと昼夜逆転してしまいます。
例えば、三交代制勤務の勤務表となると以下のようになります。




こういった感じで、8時間毎に交代して24時間の生産体制を作ります。
詳しくは下記で説明しています。



細かい作業や単純作業が嫌いな人
マニュアルに沿って作業するということは、やはり単純作業が多いということなります。
そして緻密で細かい作業が必要な工場現場もあります。
一日中流れ作業で終わる職場や、検品、精密部品のはんだ付け作業のような工程などもあります。
製造現場などによりますが、細かい作業で一日中流れ作業や単純作業をする工場は多いのが現状です。



体力のない人、力のない人
また夜勤などを含む交代制勤務などになってくると、体力がない人は体調不良になったりもするのでオススメできません。
工場の仕事は頭を使うよりも体力仕事がどうしても多くなってくるので、頭を使って仕事をしたい人は向いてないと思います。
汚い職場や作業が苦手な人
工場にもよりますが、やはり製造現場は汚いところが多いです。
機械周りはどうしても油や塗装剥がれなどがあったりして、決して生活で綺麗とは言えません。
しかし、食品などをあつかう工場では清潔に保たれていることもあります。
結論は、工場の製造現場は汚いところが多いのは事実ですが、もちろん清潔で綺麗に保たれている工場も中にはあるということです。



工場と言えば「3K」なんて揶揄されることもありますよね。
キツイ、汚い、危険のアルファベット頭文字を取ったら3Kになります。
もちろん全ての工場に限った話ではありませんが、僕が働いたことのある工場では「3K」が当てはまる現場がほとんどでしたね。
危険な作業を避けたい人
工場は危険な作業が付きものです。
特に製造現場などは危険な作業が多いでしょう。
例えば、機械に手を挟まれたり上から工具が落ちてきたりすることもあります。
もちろん工場にもよりますが、特に製造現場は危険な作業や環境がある場合が多いです。



こういった経験からも「工場=危険」というイメージはどうしてもぬぐえません。
危険な作業を避けたい方は違う仕事や進路を選びましょう。
工場に向いてない人は転職を考えるなど違う進路に行くべき
主に違う職種に転職するか、お金を貯めて留学や学校に行くなどの進路を選択しましょう。
工場に向いていない人は転職や違う仕事を選択するべし
工場に向いていないとわかった人は転職するか違う進路を見つけましょう。
はっきり言って向いていない仕事で消耗するなんてもったいないし、人生は有限です。
お金を稼がないといけないからといって、向いていない仕事を選んでまでお金を稼ぐ意味はどこにあるでしょうか。
もう一度、あなたが工場で働くべきなのかを考えてみましょう。



もちろん、夢や目標を向かってお金を貯めるとかニートや無職からの脱出をはかるなら、期間限定で工場で働くのもいいと思います。
しかし、ズルズルと流されて働くことはマジで無駄なので早いこと違う仕事を探しましょう。
工場勤務の人が大手の転職エージェントを使うと罠がある【体験談有り】
もしあなたに学歴や職歴がそこまで高いものでなければ、残念ながら大手の転職エージェントに相手にされないこともあります。
そういった場合は中堅の転職エージェントや、フリーターなどを対象とした転職エージェントに登録してみることをオススメします。
僕自身もリクルートエージェントやマイナビエージェントなどの大手転職エージェントに登録しましたが、待てど暮らせどいっこうに連絡が来ませんでした。
しびれを切らしてこちらから連絡をすると「お客様に合う求人はただいまのところございません。また見つかり次第ご連絡させていただきます」との回答がきました。
結局、半年経っても何も連絡は来ず、代わりに登録したフリーターなどに特化した転職エージェントではたくさんの求人情報をいただくことができたのです。
大手転職エージェントはハイクラスな求人を扱うことが多いためか、学歴や職歴に誇れるようなものがないとほとんど相手にされないかもしれません。
ちなみに中堅ランク大学卒業の友人は、リクルートエージェントを使ったときに求人票を100件以上提示されたそうです。
これは明らかに学歴や職歴の差を感じましたね。
まとめ:工場に向いていない人は無理して続ける必要はないですよ
・工場勤務に向いていない人の特徴は9つ
・工場はネガティブなイメージはあるが活き活きして働いている人もいます
・工場勤務に向いていない人は別の道を歩むべし
工場勤務は少しネガティブなイメージがありますが、活き活きして働いている人がいるのも事実です。
あなたが工場に向いているのかをしっかりと自分自身で判断して、今後の進路を考えていってもらえればと考えています。
もう一度、工場に向いていない人の特徴を貼っておきますね。
・コミュニケーションを積極的に取りたい人
・頭でいろいろと考えて独創的な人
・喫煙者が多い職場が嫌な人
・残業とか多いのが嫌な人
・交代番などの不規則な生活が厳しい人
・細かい作業や単純作業が嫌いな人
・体力のない人、力のない人
・汚い職場や作業が苦手な人
・危険な作業を避けたい人
ちなみに僕は工場勤務を約8年やってきましたが、偏差値30台の高卒でろくな職歴もなかったので致し方なく続けていたのもあります。
そしてお金もなかったのでなかなか思い切った行動もできずに、工場に向いていないと思いながらもズルズルと働くことになったのです。
ただ、将来に向けての目標を持つことでなんとかモチベーションを保つことができました。
僕みたいにニート経験があっても諦めずに工場とかでお金をためて、そこからやりたいことに挑戦するのもひとつの手段だと思います。
何事も経験してみないとわからないものなので、ご自身の判断で工場で働くのか違う進路に行くのかは決断していきましょう。
もし何かご相談がある方はぜひあこうのTwitterまでDMいただければと思います。
今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも工場時代についての記事がありますので、もしよかったら読んでください。