こんにちは。工場での夜勤を含む交代制勤務を5年以上続けてきたあこう(@kouji_akou)です。
今回の記事では「工場夜勤では病気になるリスクが高くなるの?」という疑問をお持ちの方に向けて詳しく書いていこうと思います。
結論、工場での夜勤に関わらず昼夜逆転や不規則な生活は、病気になる可能性が高くなります。
長く夜勤や交代制勤務を続けると寿命が縮まるとも言われています。
具体的にどのような病気や症状にかかりやすいのか、そしてどのような対策があるのか詳しく説明していきますね。
工場夜勤が続くと睡眠障害で寝れなくなり病気になる?
工場夜勤を続けているとどうしても睡眠管理の難しさが出てきます。
工場での夜勤を続けると場合によっては睡眠障害に悩まされ病気のリスクも高まります。
詳しく解説します。
工場夜勤で良質な睡眠が取れずに起こりえる病気とは?
工場夜勤を続けていると睡眠障害、不眠症などで睡眠パターンを乱してしまう人がいます。
そういった状態が続くと自律神経を乱すことになり、さまざまな病気につながってしまう可能性があります。
アメリカ合衆国アラスカ州睡眠教育センターなどの調査によると、工場夜勤が続くと以下のような病気や症状になってしまうリスクが増えると言われています。
・不眠症などの睡眠障害で寝れない、頻繁に眠気に襲われる
・下痢、吐き気、便秘、胃のむかつきなどの胃腸症状
・心血管疾患、がんや脳梗塞などの重篤な病気のリスク増
・糖尿病やメタボリックシンドローム
・自律神経失調症、うつ病および気分障害
・免疫力低下による風邪やインフルエンザの可能性増
・月経不順と妊娠の問題
こういった問題があると言われています。
夜勤のある生活を長く続けると、上記のような病気や症状のリスク増、それ以前に生活の質の低下も考えられます。
また、集中力低下による職場での事故や車両事故のリスクも増加してしまいます。
工場夜勤が続くと病気のリスク増と共に寿命も縮まる
工場夜勤が続くと病気のリスク増も考えられると、ハーバード大学ブリガム病院のエヴァ博士が研究結果として発表しています。
実際に夜勤ありの交代制で15年以上働いている看護師を対象にした調査で、肺がんや心臓病などで亡くなる人が、通常勤務の人に比べて約25%〜40%ほど高いとの結果が出たそうです。
また世界保健機関(WHO)の発表によると、夜間勤務を10年続けるとがん、心臓病、糖尿病、肥満などのリスクが増加し、さらに6年半も余分に脳の老化がみられたとの研究結果も。
そういったリスクを背負いながら長期的な夜勤勤務を続ける人は、一般的な時間帯のサラリーマンなどに比べると10年以上寿命が縮んでいると発表する機関、研究者もいます。
やはり体が資本ですから、無理して工場での夜勤を続けるのではなく転職や良質な睡眠を取れる対策をしっかりとした方が長い目で見ると良さそうです。
工場夜勤続きで病気にならないための睡眠対策
工場夜勤が原因で、良質な睡眠が取れないことによる重篤な症状や病気は避けたいところですよね。
そもそも夜勤自体が生活リズムを崩してしまうのでオススメはできないのですが、退職することもできない人は質の良い睡眠を取れるように心掛けるしかありません。
昼間に良質な睡眠を取るためには以下のような対策をしてみましょう。
・十分な睡眠時間を取ること
・遮光カーテンやアイマスクで光をしっかりと遮断し部屋を十分に暗くすること
・就寝の3時間前にはカフェイン、アルコールを控える(就寝前のスマホや食事もだめ)
・家族に静かにしてもらう。耳栓をする
・朝の明るい光を浴びないようにサングラスなどを着用して帰宅する
・可能であれば夜勤中に寝る。10〜30分が好ましい
このような具体的な睡眠法を守った上で、夜に寝る以上にしっかりとした対策をすべきです。

ただでさえ昼夜逆転しているのですから、万全の対策をしておきたいところですね。
どうしても対応できない場合は退職するか勤務先に相談することも視野に入れましょう。
まとめ:工場夜勤は睡眠障害で病気になるリスクが高い


それではこの記事をまとめます。
・工場夜勤は病気のリスクが増える
・工場夜勤は寿命を大きく縮めてしまうことも
・しっかりとした睡眠対策をして夜勤に挑もう
僕個人の意見としてはあまり夜勤を長期間やることはオススメしません。
若いうちは大丈夫だろうといっても、確実に体は蝕まれますし一般的な社会への復帰も難しくなるので。
僕自身も夜勤のある生活に慣れてしまって長年抜け出すことが出来なくなりましたし、周りの人たちもこういった仕事をやるしかないといった人たちがほとんどでした。
工場夜勤をやるときはちゃんとリスクを理解した上で、しっかりとした睡眠対策などを行いながら挑むことをオススメします。
今回の記事は以上です。