工場勤務って底辺なのかな・・・
工場勤務者は周りからどうみられているのかな?
工場が底辺だとしたら今後どうしたらいいのかな?
工場勤務が底辺かどうか気になりますよね?
その気持ちわかります。
実は私自身も工場勤務歴8年以上あり、周りの人たちからの見られ方や今後のことに迷ってきた経験があるからです。
こんにちは。現在は工場勤務から海外留学、海外就職を経験し、留学エージェントを運営しているあこさん(@kouji_akou)です。
あこさん
偏差値30台の高卒無気力ニートから工場派遣メインのフリーター歴10年、超ブラック企業3年とやりたいことがわからないドン底の社会人生活。
33歳にして英語力ゼロ、パソコン音痴からの英語×IT留学をきっかけに海外IT教育スタートアップ就職、帰国後に留学関連事業で独立・起業をする。
現在は留学関連事業、コーチング、メディア運営、キャリアサポート、マーケティングサポートなど複数の仕事をしている。
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工場勤務経験8年から海外経験、起業をした私からすると、結論、工場勤務が底辺かどうかなんて気にする必要ないと考えています。
確かに世間一般的には工場勤務は底辺と言われることがあります。
しかし、私自身はさまざまな経験をする中で最終的に「工場勤務が底辺かどうか」がどうでもよくなりました。
どうやったら工場勤務が底辺かどうかが気にならなくなるのか、そして具体的にどのように行動していけば良いのか。
解決策を詳しく解説していきます。
それではどうぞ!
底辺の職業ランキングで工場勤務が3位にランクイン
いきなりですが、あなたは「底辺の職業ランキング」というSNSやネットニュースを中心に大炎上した記事をご存知でしょうか。
(現在は削除済みですので、ニュースサイトを掲載)
就活の教科書というWebメディアに掲載されていた「底辺の職業ランキング」という記事の中で、工場勤務者がワースト3位の位置付けになっていました。
「何をもって3位なんだ?」と言いたいところでもありますが、とはいえ工場勤務が底辺の職業と言われてしまう理由もわかります。
「職業に上も下もない」「職業差別だ」という意見もありますが、今回の記事ではあえて「工場勤務は底辺なのか」を考えていきたいと思います。
工場勤務が底辺でヤバいと言われている3つの理由
それでは、さまざまな情報と私自身の体験の中から、工場勤務が底辺でヤバいと言われている3つの理由について解説していきます。
主に工場勤務が底辺でヤバい理由は以下の3つです。
・3K(キケン、キツイ、キタナイ)
・市場価値が低い
・将来性がない
こちらの3つについて解説していきます。
3K(キケン、キツイ、キタナイ)
工場勤務がよく底辺の仕事だと言われている理由として、大きな理由が3つあります。
3Kと言われるものです。
・危険
・キツい
・汚ない
この3Kが工場勤務は底辺でヤバいと言われる1つの要因になっているようです。
私自身も5つ以上の工場で勤務をしてきましたが、ほとんどの工場が3K環境でした。
深夜勤務や高温の中での作業でキツかったり、何度も切り傷や頭を打ったりしたり、油まみれで作業をすることなど。
そんな日常が工場勤務にはありました。
詳しい内容はこちらの記事で解説しています。
ただ、全ての工場が3Kの環境に当てはまるという訳ではなく、最近では綺麗で安全な工場も増えてきています。
市場価値が低い
工場勤務の中でも、単純作業メインの職場では市場価値の低い人が多く、転職活動でうまくいかないことや就職しても労働条件が良くなりづらいです。
また単純作業はマニュアルに沿った仕事も多く、代わりが利きやすいことも市場価値が上がらない原因となっています。
特殊技能を持った人やリーダー格の人材は、まだ希少性が高くなるので市場価値がありますが、製造現場でのマニュアル作業メインの人は注意した方がいいでしょう。
将来性がない
工場勤務で特に製造現場や単純作業メインの人は、将来性が見込めない可能性もあることを考慮しましょう。
海外の工場では人間が本来やるべきではない単純作業などが、自動運転やAI(人工知能)に取って代わられています。
日本でも徐々に置き換えられており、ますます代わりの利く単純作業などの人の将来性は失われていくでしょう。
また国際化の波も押し寄せてきており、外国人労働者が工場の単純作業に従事するなど、我々日本人が今まで通り働くことが難しくなってきています。
工場勤務がヤバくて底辺だと思った体験談
今となっては工場が底辺なのかは気にならないのですが、当時は正直なところ「あぁ、工場って底辺な職場だな」と思うようなことはありました。
いくつか例に挙げます。
・仕事に対しての意識がとにかく低い
・学歴や職歴が乏しくでスキルアップの努力もしない
・私生活がだらしない
・他人の足を引っ張る
対談形式でリアルな経験を語りますね。
仕事に対しての意識がとにかく低い
私自身も含め、仕事に対しての意識が低い人が多かった印象です。
例えば工場にはどんな人がいましたか?
遅刻常習犯や無断欠勤者が複数名おり、何回注意されても治らず言い訳ばかりでした。
常習的な状態はやばい職場環境ですね。それ以外はどんな人がいましたか?
まったく現場に出ずに休憩室で寝たり、喫煙室にこもってスマホゲームに夢中になっている人も多くいましたね。
うわぁ。意識低いですね・・・
めんどくさい作業は気づかぬふりをして、簡単な作業ばかりを率先して取り合っている職場でした。
めんどくさい作業をやる人はいつも決まっているという悲しい状況でしたね・・・
学歴や職歴が乏しくスキルアップの努力もしない
工場って中卒・高卒の人が多いイメージなのですが、実際どうなんですか?
そうですね、特に製造現場は中卒・高卒が多いですね。
みんなの職歴はどんな感じですか?
高卒で入社した人と中途で入ってきた人がいて、中途の人の職歴が乏しい人が多かったですね。
例えばどんな感じの職歴ですか?
正社員で働いた経験がない人も多く、前職がパチプロ10年、ニート3年などの人もいましたね。
(パチプロやニートは職業なのか・・・?)
私も含め、働く場所を選べる状況にない人たちが多かったです。
資格やスキルを身につけて転職しようとする人はいませんでしたか?
皆無でしたね。そういう環境じゃないです。
なぜあこさんはスキルや資格を取得して抜け出せたんですか?
工場内に居てもモチベーションが上がらないので、旅に出たり外部の人と関わって、無理やり刺激のある環境を作っていました。
なるほど。それで最終的に留学に行ったんですね?
はい。留学先で出会う人は工場勤務では決して出会えないような人ばかりでした。スキルや経験が身についたのは、そういった環境に自身の身をおけたからですね。
私生活がだらしない
となると、私生活とかもやはりだらしないんですか?
恥ずかしながら、私も含めみんなダラダラと無駄な日々を過ごしていました。
例えばどんな感じですか?
私はやらなかったんですが、ギャンブル三昧で借金まみれ、メイド喫茶で散財、酒やタバコは当たり前。そんな環境でした。
うわぁ。なかなか怠惰ですね・・・
私自身はまだ意識が高い方でしたが、それでも結局、頭で考えてばかりで行動にはなかなか移せなかった日々でしたね。
やっぱり、どんな人たちに囲まれるかって大事なんですね。
ほんと、おっしゃる通りです。お金を払ってでもどんな人たちに囲まれるか選んだ方がいいです。
他人の足を引っ張る
他に何か嫌なことはありましたか?
他人の足を引っ張る人が多かったですね。
例えばどんなことですか?
同僚の悪口を言ったり、他人の挑戦をあざわらったりとかですかね。
他人の挑戦を応援できないっていうのは、嫉妬とかですか?
そうだと思います。私が仕事を辞めてフィリピン・セブ島留学に行くときも嫌味をたくさん言われました。
え、辞めるときも言われるんですね。
辞める人のことなんてどうでもいいはずなんですけどね。
辞めて留学行くときはどんなこと言われたんですか?
「フィリピン行って彼女作ってフィリピンパブ作るんか?」
「この工場辞めたらお前どこも行くとこないぞ!」
「明日から休みやな。このまま一生休みになるかもしれへんな」
とかですね。
世界が狭すぎて悲しくなりますね。
工場勤務が底辺と感じる人が取るべき行動
もしあなたが工場勤務を底辺と感じる場合は、ぜひ工場勤務以外の選択肢を持てる行動をしてください。
実際に取るべき行動は以下の3つです。
・時代の流れを読み、正しい情報を得る
・自分の強みやなりたい姿を理解する
・最短最速で行動して結果が出るようにする
時代の流れを読み、正しい情報を得る
工場勤務以外の選択肢を持つためには、まずは時代の流れを読んで正しい情報を得ることから始めましょう。
理由としては、これからの時代に必要なことを理解せず、間違った方向性で努力をしても意味がないからです。
結論、必要なことはIT×英語×柔軟性の3つです。
テクノロジー領域の情報を得る必要性
まずこれからの時代の流れですが、言わずもがなAIやロボットの自動運転などのテクノロジー領域の目まぐるしい進化は押さえておきましょう。
イギリスの名門オックスフォード大学のマイケル・オズボーン教授も2015年に次のように発表しています。
米国において10~20年以内に労働人口の47%が機械に代替可能である。
2015年 イギリス・オックスフォード大学のマイケル・オズボーン教授
この発表からすでに8年が経過しており、コロナ感染症の影響もあり、時代の変化のスピードはテクノロジーによって目まぐるしいものとなっています。
グローバル化による英語の必要性
日本を訪れる外国人観光客もコロナ禍で一時的に減少したものの、2030年には6,000万人(2011年は600万人台)を目指しています。
同時に日本の少子高齢化による人口減少の歯止めが効かなくなり、これから外国人労働者がますます必要にもなります。
「こちらが海外に行かなくても勝手に向こうからやってくる」という、多くの人にとっては予期せぬグローバルな未来が待っているでしょう。
ちなみに、英語能力指数の世界ランキングを発表しているEF EPI2022でも、日本の英語力は111カ国中80位というデータが出ています。
これから時代に柔軟な対応が必要な理由
現代社会の日本では、終身雇用の廃止や社会保障の負担増、さらにスタグフレーション傾向に円安基調など、先行きが不透明な時代になってきました。
スタグフレーション:賃金は上昇せずに物価だけが上がる状態
円安:海外のお金に比べて日本円の価値が弱くなる状態
国際競争力は主要64カ国の中でも35位と毎年のように下落を続けており、さらに一人当たりのGDPは2023年に韓国や台湾にも抜かれる予想になっています。
一人当たりGDP:国全体のGDP(国内総生産)を国民全員で割ったもの。一人ひとりの平均的な豊かさの指標
日本はこれからもテクノロジー領域や外国語スキルでの遅れを取り、ますます世界から遅れを取ると言われています。
今までは日本の中で日本人同士が日本円で日本語を使いながら成り立ってきました。
しかし、これからの時代は英語やITを使い、時代の変化に柔軟に対応することが求められます。
自分の強みやなりたい姿を理解する
自分の強みを知ったり、将来なりたい姿を知るなど、自己理解を深めることが求められます。
まず強みを理解する理由としては、やはり自分の強みが発揮できなければ成果を出すことができないからです。
言い換えると、苦手なことや弱みをいくら克服しても、目に見える成果にはつながりません。
自分の苦手なことや嫌いなことを「なんとかできるように」と、たくさんの時間と精神を使ってしまわないようにしましょう。
また、自分が将来なりたい姿もイメージしておいた方が良いでしょう。
ただなんとなく頑張っても、やはり成果につながりにくいですし、そもそもなんのために頑張るかもわからなくなってしまいます。
人は自分のイメージする姿に無意識的に近づこうとします。
かんたんな自己理解を深める方法は以下の通りです。
・自分の大事にしてきた価値観や気質を知る
・自分の得意なことやできることを理解する
・自分の好きなことや熱狂できることを理解する
例えば、親や周りに反対されてでもやってしまったこと、ワクワクしたことなど、そういったところに強みや個性が隠されている可能性があります。
他者に自分のことを客観的に教えてもらうのも大事かもしれませんね。(他者と比較して落ち込んだり、言われたことを鵜呑みにしないよう注意)
もっと自己理解を深めたい人は、ぜひコーチングを受けてみることをおすすめします。
最短最速で行動して結果が出るようにする
最低限の必要な情報や自己理解が進んだら、ぜひ最短最速で行動して結果が出せるようにしてください。
最短最速で結果を出すには、まず自己投資が必要になってきます。
・コーチングを受けたりメンターをつける
・オンライン英会話やプログラミングスクールに通う
・フィリピンなどに初心者向けの英語留学に行く
自分一人では到底辿り着けないところに最短最速で行くためには、自己投資をして最適な環境を手に入れるほかありません。
もしあなたが自分ひとりでなんでもできる人なら、おそらくこの記事を読んでいないことでしょう。
工場勤務が底辺でヤバいかどうかなんてどうでも良い理由
ここまでいろいろ書いてきましたが、結論は工場勤務が底辺でヤバいかどうかは気にしなくてもいいです。
自分の好きなことで得意なことを活かし、自分のやるべきことを日々積み上げていけば、そんなことはどうでもよくなります。
周りからどう見られようが、自分の人生に自信を持って過ごしていれば、どんな職業だって誇れるようになるはずです。
工場が底辺かどうかなんて他人のものさしの中でしかないですし、私自身も自分のやるべきことをやっていたら、他人の声や目線は気にならなくなりました。
有名な瀬戸内寂聴さんの言葉でも以下のような言葉があります。
ただ、一度しかない自分の人生をどのようにしていきたいのか、どのように成長してどんなことを成し遂げたいか。
他人からどのように見られるかなんて気にしていたら、あっという間に大切な時間が過ぎてしまいます。
まずは自分のできることを一歩ずつやっていきましょう。
もし「一歩踏み出したい」「自分の人生まだまだこれからだ」と思う人は、ぜひ今日から行動を起こしていきましょう!
何か相談したい人や伝えたいことがある人は、あこさんのTwitterかInstagramまでご連絡をください!
今回は以上です!
他にも工場勤務から抜け出した体験談やノウハウ記事がございますので、よかったらぜひ見ていただけると嬉しいです。