こんにちは。5つ以上の工場で約8年ほど働いた経験があるあこう(@kouji_akou)です。
今回の記事は、工場の5Sってなに?という疑問をお持ちのあなたに向けて「工場の5Sの定義」について書いていきますね。
僕は工場で約8年働いてきた中で、工場の生産活動を行っていく上で非常に大事になってくる5S活動というものを経験してきました。
結論、5Sとは「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」の5つの頭文字を取ったものです。
工場の5Sの定義をまず理解することが、5S活動で成果をあげるために非常に大事になってきます。
この記事を読み終えれば5S活動の定義を理解することができ、今後の工場での5S活動に活かすことができますよ。
それでは本文へどうぞ!
工場の5Sの定義ってなに?
工場で勤務していると5Sってよく聞きますよね?
工場の5Sの定義とは、以下の5つの頭文字を取ったものなんです。
・整理
・整頓
・清掃
・清潔
・しつけ
この5つの頭文字を取ったもので、工場ではこの5Sを守ることは非常に大事な活動のひとつなんです。
もともとは3Sから始まって、現在では「清潔」と「しつけ」を追加した5Sを採用する工場が増えまてきました。
整理と整頓や清掃・清潔は一緒の意味でとらわれがちですが、明確に意味が違います。
工場での5S活動をしていく際に、まず5Sの言葉の意味から理解することでしっかりと活動に活かすことができるでしょう。
ひとつずつ詳しく説明していきますね。
工場の5S:整理
工場での整理とは、不必要と思われる工具やファイルなどを処分したりすることです。
コツとしては整理する際に、モノを以下の3つに分類することから始めます。
「必要なモノ」「保留のモノ」「不必要なモノ」
まずはこの3つに分けることにしましょう。
もちろん「不要なモノ」に関しては捨てていいですが、問題は「保留のモノ」ですよね。
「もしかしたら使うかもしれないしもったいない」などと思うと、いつまでたっても整理が終わりません。
そういった際は上司にでも確認してどんどん処分していきましょう。

工場の5S:整頓
整理整頓などといって混同されてしまいがちですが、「整理」と「整頓」は明確に意味が違います。
整頓はあくまでもモノを次回に使いやすく簡単に探し出せるようにすることです。
整頓することによってモノを探す時間が省けたり、モノを失くす心配も減ります。
例えば工具やファイルが整理整頓がされていると、探しものをする時間が0になり仕事の効率化ができます。



普段の業務から整理整頓の意識を持って仕事をしましょう。
整理がしっかりと行われておらずにモノが溢れていると、もちろん整頓もうまくいかないので注意が必要です。
工場の5S:清掃
ある程度の規模の工場になるとパートの清掃員がいると思いますが、さすがに自分たちが普段働いている製造現場までは清掃できません。
ゴミはもちろんチリやホコリなども徹底的に綺麗にすることにより、不良品を減らすことができるなどの生産性の向上につながります。
工場での清掃が持つ意味は非常に大きなものになってきます。
工場の5S:清潔
工場でいう「清潔」とは一般的に使われる「清潔」とは少し意味が違います。
先述の「整理」「整頓」「清掃」の3つをしっかりと維持することを、工場では「清潔」と定義します。
よくあることなのですが、全従業員をあげて3Sを頑張ったところで結局維持することができずにもとの状態に戻ってしまうことです。
そのため、工場でいう「清潔」とは、いかにして3Sの状態を維持するかということになってきます。
工場の5S:しつけ
5Sの最後は「しつけ」です。
工場での「しつけ」の定義とは、守ることを決めて決めたことを守り、最終的に工場や企業に定着させる、習慣・風土となるようにすることです。
やはり難しいのはやったことを継続すること、維持することです。
意識してもなかなか変われないのが人間であり組織だと考えます。
そこで意識せずとも習慣化できるようにしようというのが、5Sの中の「しつけ」の定義となっています。
まとめ:工場の5Sの定義をしっかり理解することが第一歩!
それでは今回の記事をまとめます。
・工場の5Sとは「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」の5つの頭文字を取ったもの
・5Sで大事なのはまず「整理」をしっかりすること
・5Sの難しいところは維持、継続することが難しいこと
・5Sをしっかりと理解することで工場での5S活動を最大限に活かすことができる
まずは工場での5Sの定義をしっかりと理解することがまず大事になってきます。
基礎の部分をおろそかにして5S活動をしても続きません。
5S活動の一番難しいところは継続すること、維持することです。
しっかりと理解した上で5S活動を推進していきましょう。
具体的な5S活動の進め方については、後日書いていきます。
今回は以上です。
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